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あなたの大切な人は大丈夫?今すぐ体の衰えをチェック!

子育て真っ只中の30代や、まだまだ働き盛りの40代〜50代の方は、「親も元気だし、介護はまだまだ自分には関係ない」と考えている方も多いのではないでしょうか?

介護を身近に感じない環境にいると、自分の健康や親の健康、またパートナーの健康についてあまり深く意識しないかもしれません。

30~50代のあなたも、今すぐ体の衰えをチェック!

今は元気で動けていても、将来自分がどのくらい動ける身体でいるかというのはわかりませんよね。健康な状態から、要介護と言われる状態になる中間の位置をフレイルといいます。

もしかしたら、自分や家族の身体の状態が、このフレイルの位置まで来ているかもしれません。

フレイル

最近疲れやすい…
手に力が入りにくい…
このような症状を感じたり、または家族が訴えていませんか?

気になる方は下記のフレイルチェックで自分と家族の状態をチェックしてみましょう!

▼フレイルセルフチェック▼

□食欲がなく、やせてきた気がする

□なかなか疲れがとれなくなってきた

□歩くのが遅くなった(青信号の間に横断歩道を渡りきれない)

□力が入らなくなってきた(買い物したものを運ぶのが大変 瓶のふたやペットボトルのキャップがあけられない)

□出かけるのがおっくうになった(人と接する機会が減った 定期的に運動していない)

※上記のチェックに当てはまらなくても現在、5つ以上の病気で治療中の方もフレイルの可能性があります。

出典:kracie

セルフチェックに当てはまる項目

  • 3項目以上・・・フレイル(虚弱)
  • 1~2項目・・・プレフレイル(前虚弱)
  • 当てはまるものがない・・・健常

あなたはいくつ当てはまりましたか?1つ以上当てはまってしまった人は、少しずつでも生活習慣を改善していきましょう。
続いて、意外と知らない健康寿命と平均寿命についてご紹介します。

健康寿命と平均寿命

まず、平均寿命とは「0歳における平均余命」です。
日本の平均寿命は2016年(平成28年)時点で男性80.98歳、女性87.14歳といわれています。

一方健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいいます。

2016年の時点で健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳となっています。

2001年(平成13年)と2016年(平成28年)を比べてみると、平均寿命と健康寿命の差が縮まることなく延伸しているのがわかります。

この、平均寿命と健康寿命の差は「不健康な期間」を意味します。

その期間は、2016年では男性8.84年、女性12.35年となっており、このまま平均寿命が伸びたとしても健康寿命が伸びなければ、不健康な期間が増えてしまうことに…。
出典:厚生労働省

要介護になった理由

介護や支援が必要となった主な原因として思い浮かべるのはどのような症状でしょうか?
足腰が不自由になってから…というイメージも強いのではないでしょうか。

実は、「認知症」が最も多く約17.6%を占めています。
次いで多いのが「脳血管疾患」、「高齢による衰弱」、「骨折・転倒」、「関節疾患」となっています。

また関節疾患は要支援の原因として最も多くなっています。

 

出典:厚生労働省「国民生活基礎調査」/2019年

運動ができなくなってしまったら…

例えば現在、何の問題もなく運動習慣のある生活が送れていたとしても

腰が痛くて動けなくなった。
膝が痛くて思うように歩けない。
気分が鬱々として身体を動かすのがおっくう。

といった状況になる可能性があります。

そうなると、外出や運動する機会がなくなり、身体が衰えて虚弱体質に。
やがて認知症、関節疾患に要介護になる確率が高まってしまうことになります。

膝痛・腰痛 で外出や運動が億劫に…

体力・認知機能の衰え で虚弱体質に…

要介護になってしまう

認知症の予防には運動が効果的

では、認知症を予防するにはどのような生活をするのがいいのでしょう。

それは、適度な運動習慣がある生活です。

運動習慣と認知症発症の関連性を研究した結果、運動習慣がない人(運動習慣が週に1回未満)の認知症発症率と、週に1回以上の運動習慣がある人を比較した時、

週に1回以上の運動習慣がある人がアルツハイマー型認知症の発症リスクが約40%も低くなることが分かりました。

運動がよいことはわかってはいるけど、なかなかやる気力がおきないという人も、「たった1分だけ外に出て歩く」など、自分がカンタンにできることから習慣化してみてはいかがでしょうか。

おわりに

いかがでしたか?
プレフレイルやフレイルのチェックに当てはまってしまった人は不安に感じるかもしれません。

しかし、要介護にならない身体を作るために今から意識を変えて生活することで、身体は変わります。

\こちらの記事では、具体的な介護予防の方法などご紹介しています。/

今回のチェックをきっかけに、自分だけでなく家族や周りの人と介護予防について考えてみてはいかがでしょうか。