私たちの体は、常に一定の状態を保とうとしています。
何か状態の変化などが起きた場合も、元に戻そうとする作用が働きます。
この指令を出しているのが脳の視床下部です。
そしてこの指令を体に行き渡らせているのが、自律神経やホルモンになります。
環境の変化などによって、体が一定の状態から崩れてしまった時を「ストレス状態」
またそれに適応しようとする働きを「ストレス反応」と言います。
そうなんです。
生きているということは、常にストレスがあるということです。
ただ、このストレス状態が、ストレス反応で対応できない程のものになってしまうと、体や心に不調が出てきます。
強いストレス状態で、自律神経が緊張したり、アドレナリンなどの脳や体を興奮させるホルモンが分泌されると、平常時の体に戻りづらくなり、体のさまざまなところで障害が引き起こされるということなんですね。